おすすめのサスペンス映画『ケープ・フィアー』のご紹介です。(ネタバレなし)
「復讐を誓い14年間耐え抜いた」
ロバート・デ・ニーロが復讐に燃えるヤバすぎる犯罪者を怪演した、ヒトコワサイコサスペンス。
作品情報 | |
監督 マーティン・スコセッシ 脚本 ウェズリー・ストリック 公開 1991年 上映時間 127分 |
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主なキャスト | |
ロバート・デ・ニーロ | 14年間の刑期を終え出所した暴行犯マックス |
ニック・ノルティ | 14年前にマックスの弁護を担当したサム |
ジェシカ・ラング | サムの妻 |
ジュリエット・ルイス | サムの一人娘、高校生 |
イリーナ・ダグラス | サムの同僚で不倫相手 |
ジョー・ドン・ベイカー | 元警察の私立探偵 |
『ケープ・フィアー』のあらすじと見どころ
あらすじ
弁護士のサムは妻と娘に慕われながら充実した日々を過ごしていた。
しかしある日 そんな彼のもとに一人の男が現れる。
男の名はマックス・ケイディ
暴行犯として14年もの歳月を獄中で過ごしたマックス
彼は自分を正当に弁護してくれなかったサムに異常な恨みを抱いていた。
冷静で残虐なマックスにジワジワと追いつめられていく弁護士サム
マックスに影響されるかの如く、次第にサムも狂っていくのだった…
こちらが予告動画。字幕なしですが雰囲気は伝わると思います。
『ケープ・フィアー』はどんな映画
おすすめのサスペンス映画『ケープ・フィアー』ですが
ロバート・デ・ニーロが迫真の演技を魅せる、日本でも話題になったヒトコワ作品です。
デ・ニーロらしい言葉の選択や行動が役柄にピタッとハマって、こんなサイコパスな役は、彼以外にいません! じわじわ攻める彼独特の間。
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次はどんな仕掛けで恐怖心を与えるのか?シンキングタイムがあるわけですよ汗。怖さの種類的に言うと派手な感じではないですが、地味に心理的に効いてきます。
まるで自分もそこにいるような、彼におびえる女性たちと同じ怖さを体感しているような感覚になっちゃいます汗。
1962年公開作『恐怖の岬』をリメイク
本作『ケープ・フィアー』は1962年に公開された『恐怖の岬』のリメイク映画なんです。
岬⇒海⇒水、こんな妄想しがちですが、本作のキーワードもこんな感じ。
最初はスピルバーグ監督がリメイク権を取得していましたが、最終的にマーティン・スコセッシ監督にリメイク権を手渡します。
マーティン・スコセッシ監督と言えば、デ・ニーロとの名コンビとしても知られており、本作を手掛ける以前から数々の名作を二人で作っています。
- 『ミーン・ストリート』
(アメリカ議会図書館に保存) - 『タクシー・ドライバー』
(アメリカ議会図書館に保存) - 『レイジング・ブル』
(アカデミー主演男優賞受賞) - 『キング・オブ・コメディ』
(業界関係者から絶賛され著名人のファンが多い) - 『グッドフェローズ』
(アカデミー賞多数受賞)
『タクシー・ドライバー』は私も観ましたが、本作と同じくじわじわ攻めてくる感覚がなんとも言えず、斬新な印象がありましたね。
どれもこれも、レビュー数も多く反響を呼んだ作品です。 また、強く記憶に残る作品ばかり。
役作りで体脂肪率3%まで落とし、5000ドルで歯の矯正
本作でサイコなヤバい奴を演じたロバート・デ・ニーロですが、役作りと称してこれまたビックリなことをやってのけています!
まず、5000ドルをかけ歯を矯正。 やつれた感じを出すように頬をわざとこけさせました。 そして撮影が全て終わると、これまた2万ドルをかけて元通りにしたんだとか!
さらに、過酷なトレーニングで、体脂肪率を3%にまで絞り込んだんだとか。
結果、その年のアカデミー主演男優賞にノミネートされます! しかし受賞ならず…
その年のアカデミー賞は『羊たちの沈黙』でハンニバル・レクター博士を熱演したアンソニー・ホプキンスが受賞となります。
また、本作はデ・ニーロの体に無数に彫られたタトゥーも注目されています。
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背中一面の天秤がついた十字架や聖書の文言などなど そのタトゥーは意外?と人気が集中し、タトゥーがプリントされたTシャツやパーカーはほどよく売れたんだとか!
そして、恐怖に慄く弁護士サムの娘役を熱演したジュリエット・ルイスはアカデミー賞助演女優賞をGET!ほんと、めちゃくちゃお上手でした!
どのキャラも本作にはなくてはならないキャラで、観終わったあともしばらく怖さが残る作品。 また数年後に観たくなる作品です。
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ちなみに、ジュリエット・ルイスは本作から数年後に『ギルバート・グレイプ』や『バスケットボール・ダイアリーズ』などで若い頃のレオナルド・ディカプリオやジョニー・デップといった数々の有名俳優とも共演しています!
- じわじわ怖い作品が好き
- サイコなデ・ニーロが観たい
- ヒトコワ映画が観たい
『ケープ・フィアー』の評価
「ケープ・フィアー」って映画がある。ロバート・デニーロが異常者の役をやるんだけど、ああいうぶっ飛んだカンジの危ないカンジ結構好き。
— moto (@motoakiii) December 5, 2020
マーティン・スコセッシ監督ロバート・デニーロ主演の映画ケープ・フィアーむちゃくちゃ怖くて面白かった
主人公の弁護士を恐怖で追い詰めるデニーロ本当に恐い…でもとてつもなく魅力的でもあるんだよな~— ゆーへい (@yuhei_metal) October 9, 2020
午後ローで録画してた「ケープフィアー」を見たがすごい映画だったね。デニーロとスコセッシ。音楽がまたバーナードハーマンの再録。これがまた良かった。リメイク元の「恐怖の岬」も見たい。
— italjetter (@italjetter) October 24, 2020
などなど、他にも多くの方がデニーロを怖がってました笑
ぜひ、あなたもおすすめのサスペンス映画『ケープ・フィアー』を楽しまれてくださいね。
それと、ロバート・デ・ニーロが好きな人にはアル・パチーノと共演の『ヒート』もおすすめです
最後までお読みいただきありがとうございました。