『ゴーン・ガール』映画-実話がモデルのゾッとするサスペンス。

ゴーン・ガール

おすすめのサスペンス映画『ゴーン・ガール』のご紹介です。(ネタバレなし)

自分のパートナーを本当に理解してる?

「スコット・ピーターソン事件」という実話をモデルにした戦慄のサイコサスペンス。

作品情報
監督
デヴィッド・フィンチャー
脚本・原作
ギリアン・フリン
公開
2014年
上映時間
149分
主なキャスト
ロザムンド・パイク 行方不明になったエイミー
ベン・アフレック エイミーの夫ニック
キャリー・クーン ニックの双子の妹マーゴ

『ゴーン・ガール』のモデルとなった実話

おすすめのサスペンス映画『ゴーン・ガール』は、「スコット・ピーターソン事件」という実話がモデルです。

どのような事件だったのか?

詳しくご紹介する前に、まずは本作のあらすじと予告動画をご覧ください。

※事件の概要を知っても本作とは色々違う点もあって十分楽しめるので安心してくださいね。

あらすじ

資産家のエイミーと、彼女の夫ニック。

二人は誰もが羨む理想の夫婦として知られていた。

ところが、5回目の結婚記念日。

エイミーは突如失踪してしまう。

何も言わず行方不明になってしまったエイミー。

部屋には大量の血が拭き取られたような跡。

そして残された「ヒント1」というタイトルの謎の手紙。

エイミーはいったい何処へ?

マスコミと警察は夫のニックに疑惑の目を向けるのだが・・・

予告動画です。

スコット・ピーターソン事件とは

2002年のクリスマス・イブ。

スコット・ピーターソンの妻であるレイシーは、この日を境に行方不明となってしまいました。

ピーターソン夫妻

失踪したレイシーは妊娠7か月半の身重であり、彼女の失踪は瞬く間に大々的に報道され世間の注目を集めます。

疑われるスコット

悲しむ様子も見せず冷静な対応をするスコット。

そんな彼の様子を怪しく思った警察は、早々に彼をマークし1か月後には容疑者として公表してしまいます。

連日のように報道するマスコミ

そして明らかになるスコットの不倫。

不倫発覚でレイシーの父と母も彼の擁護をやめてしまい、味方はどんどん減ってしまいます。

発見されたレイシーと胎児

そしてレイシーの失踪から4か月近く経った2013年4月13日。

彼女はお腹の子と共に、変わり果てた姿で発見されます。

発見場所は、失踪当日にスコットが船釣りをしていた場所に近い入江でした。

以下の地図の辺りです。

バージニア州のリッチモンドのポイント・イザベル・リージョナル・ショアライン

逮捕されたスコット

そしてFBIと地元警察は、スコットの行方を追い、決定的な証拠がないのに彼を逮捕してしまいます。

身柄を拘束された時の彼は、髪の色を変え、数日分の着替えなどを持っており、その姿はまるで逃亡犯のようでした。

逮捕されたスコット

裁判と判決

最終的に、スコットは妻レイシーと、生まれる前の胎児を殺害した罪で死刑が言い渡されます。

状況的に不審な点が多々あるスコット。

しかし検察側の物的証拠は、彼の船にあったペンチ(プライヤ)にレイシーの毛髪がついていただけ。

2020年の現在、彼は今もなお無罪を主張しています。

事件から15年経った2017年に放送されたニュース映像がこちら。

 

『ゴーン・ガール』の感想

『ゴーン・ガール』のモデルとなった「スコット・ピーターソン事件」ですが、本作のストーリーが最初から最後まで、この実話と全て一緒ではありません。

あくまで、ベースにあるだけで、原作者でもあり脚本を担当したギリアン・フリンは、この事件を見事にアレンジして極上の作品に仕上げています。

ちなみにギリアン・フリンは女性の作家さんなんです。

個人的にですが、率直な感想として、なんとなく数年前の日本ドラマ『僕のヤバい妻』に似ているなぁと思いながら観てました。

実際にドラマ放送時には、同じような感想を持たれた方たちでネット上ではが少々ザワついたのも事実です。

昨今の日本ドラマ界は、ちょっとワンパターン化しているので、本作のような斬新なミステリーサスペンス映画をパクりたくなるのもわかるような気がします。
(あくまでも個人的見解です笑)

世界的大ヒットを記録

本作の興行収入は3億6千ドルを越え、日本だけでも約12億円を記録した世界的大ヒット作です。

アカデミー賞、ゴールデングローブ賞など、名だたる賞にノミネート。

また、ローリング・ストーン誌が選ぶ2014年ベスト映画10にもランクインしています。

善か悪か曖昧な演技

ダメ夫を演じるは、ベン・アフレック。

192cmもの長身を生かし、これまで様々な役どころで圧倒的な存在感を見せつけてます。

そして、総指揮を取るのはデヴィッド・フィンチャー監督。

彼は、自身のヒット過去作3作品

『セブン』『ファイト・クラブ』『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の主演にブラッド・ピットを起用しており、今回もブラピが主演と噂がありました。

ですが、結果的には、監督に気に入られたベンに白羽の矢が立ちました。

演技力に加えて、本作のモデルとなったスコット・ピーターソンに外見が激似なことから、様々なメディアが、こぞってキャスティングを絶賛!

ベン本人のインタビューでは、「悪人か善人か どちらかに偏る演技はダメだ」と語ってます。

 
その通り!シーンによって「えぇ人やん」と思ってしまう箇所が多々ありますが…

でも、やっぱダメ夫なんですよね笑

徹底した役作りのロザムンド・パイク

そのダメ夫の美しすぎる妻を演じるはロザムンド・パイク。

彼女は、撮影がとてもタフで大変だったとし、撮影終了後には、一刻も早くネガティブでダークな世界から抜け出さなくては!と感じたと語ってます。

どっぷり私生活までエイミー役にはまっていたのでしょうか。さすが女優魂。

そしてダークな世界からやっと解放された時には、人生は素晴らしいことを示そうと、実生活で子供を作ろうと思ったとも話しています。

実際に、撮影が終わった翌年には第二子を出産されました。

有言実行もスゴイ。

妻エイミーの世界をダークと言ってしまうところ、その通りだと思います。

こんなに感情の静と動を演じ続けることは容易ではないだろうなと素人目線ながら率直に感じました。

過酷な体重管理

また感情だけではなく、失踪するエイミーに合わせ体重を20日間のうちに3度も6キロ増減を繰り返すのです。

太る時の必須アイテムは、ハンバーガーとビール。

痩せる時には、4時間に渡りボクササイズ。

まるで、彼女にエイミーが憑依したかのようなストイックぶり。

その昔、役柄に近づけるためと、実際に前歯を短く削った坂本スミ子さんを思い出しました汗

ロザムンドの本作への強い思い入れが伝わります。

演じたエイミーというキャラクターについて語った、インタビュー映像がこちら。

別の女優が演じる予定だった

当初この映画は、別の女優がエイミーを演じる事が決まりかけていましたが、フィンチャーは監督に就任すると共に、ロザムンドをエイミーに指名します。

物語のエイミーと同じように一人っ子で、どこか不透明な雰囲気も監督が探して求めていた人物像だったんだとか。

役作りの参考にした著名人たち

それに応えるかのように、ロザムンドもエイミーになりきる努力を惜しみません。

パフォーマンス習得のため、ニコール・キッドマンやシャロン・ストーンの作品からインスピレーションを得ろうとします。

また、他にもケネディ大統領の息子と結婚した、中流家庭出身のシンデレラガール、キャロリン・ベセット=ケネディにのめり込みます。

結果、あの華奢な美貌の持ち主が、見事にエイミーを演じ切ることができました。

作中で魅せるオシャレなファッション

ではここでファッションチェックを挟みたいと思います。

ロザムンドと言えば、とても美しくセクシーで知的なうえに、オシャレで有名なんですよね。

まず目についたのが、左手首に「カルティエ」のLoveブレスレット。

さりげなくちょいちょい登場し、「カルティエ」つけてます感がないのがオシャレでしょ。

続きまして、別のシーンのエイミーはというと、5ドル均一で購入の大振り黒グラサンに、カジュアルでラフなデニム調シャツ。

まるで久しぶりのプア感を楽しんでるようなエイミーも魅力的でした。

女性の方には、色んなシーンのエイミーファッションも踏まえてご覧頂けると嬉しいです!

どちらも同一人物なのが不思議なくらい、見事に豹変します。

デヴィッド・フィンチャーのこだわり

ちなみに、デヴィッド・フィンチャー監督はワンシーンで平均50テイクも撮ってしまうこだわり強め監督。

ベン・アフレックも彼について

「1フレームごとのこだわりは半端じゃない」と認めており、

「もし彼を信じていなかったら 撮影中に苛立ったかもね」とコメントしています。

観客側は、物語に夢中であまり意識しないかもしれませんが、大変な裏話や役作りのしんどさなどを知れば知るほど、ホント映画って感慨深いものだなぁと思いました。

『ゴーン・ガール』の評価

今回、おすすめのサスペンス映画『ゴーン・ガール』をご紹介させていただきました。

実話がモデルというだけあって凄く惹き込まれる作品に仕上がっています。

もし少しでも興味が湧いたら是非ご自身で確かめてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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