『ワイルド・スピード』シリーズの順番を紹介。おすすめは時系列順!

ワイルド・スピードのシリーズ

『ワイルド・スピード』シリーズの順番をおすすめの時系列順でご紹介します。(ネタバレなし)

本作をまだ観ていない人から、もう一度観返したい人まで。

この記事を読んだあなたが、短編やスピンオフ作品を含むシリーズ全12作品を120%楽しめるようにご紹介します!

『ワイルド・スピード』シリーズの順番

それではさっそく、『ワイルドスピード』シリーズの順番を見ていきましょう!

まずは、こちらがスピンオフ作品や短編も含めた全12作品の公開順です。

作品名 公開年
『ワイルド・スピード』
ワイルド・スピード
2001年
『The Turbo Charged Prelude for 2 Fast 2 Furious』
The Turbo Charged Prelude for 2 Fast 2 Furious
2003年
『ワイルド・スピードX2』
ワイルド・スピードX2
2003年
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
2006年
『ワイルド・スピード MAX』
ワイルド・スピード MAX
2009年
『Los Bandoleros』
Los Bandoleros
2009年
『ワイルド・スピード MEGA MAX』
ワイルド・スピード MEGA MAX
2011年
『ワイルド・スピード EURO MISSION』
ワイルド・スピード EURO MISSION
2013年
『ワイルド・スピード SKY MISSION』
ワイルド・スピード SKY MISSION
2015年
『ワイルド・スピード ICE BREAK』
ワイルド・スピード ICE BREAK
2017年
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』
ワイルド・スピード/スーパーコンボ
2019年
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
ワイルド・スピード/ジェットブレイク
2021年

 それぞれを紹介していく前にまず

2番目の『Turbo Charged Prelude to 2 Fast 2 Furious』6番目の『Los Bandoleros』。

この2作はおまけの短編みたいなものなので観ないなら観ないでも全然大丈夫です。

それと11番目に公開された『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』。

こちらはドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムが主役のスピンオフ作品なんですが、シリーズ最終作に繋がる作品ですので是非ご覧ください!

気になる観る順番ですが、公開された順番通りに観ていただくのもアリと思いますが、時系列がちょっと前後してしまいますので、時系列順に観ていただくと更に楽しめるのでおすすめです。

それでは、シリーズを時系列順になおして1つずつ順番に紹介していきます!

まずは、すべての始まりとなった第1作目から

1番目『ワイルド・スピード』

作品情報
ワイルド・スピード 監督
ロブ・コーエン
脚本
ゲイリー・スコット・トンプソン
エリック・バーグクィスト
デヴィッド・エアー
原案
ゲイリー・スコット・トンプソン
公開 2001年
上映時間 106分
主なキャスト
ポール・ウォーカー ロス市警所属の潜入捜査官ブライアン
ヴィン・ディーゼル レーサー達のリーダー的存在ドミニク
ミシェル・ロドリゲス ドミニクの彼女
ジョーダナ・ブリュースター ドミニクの妹
リック・ユーン アジア系ギャングのリーダー

『ワイルド・スピード』シリーズの原点となった第1作目。

本作は1500台以上の車が撮影に参加し、うち60台以上が日本車という、まさに車好きにはたまらない映画に仕上がっています。

公開されたのが2001年。 当時の日本では走り屋と呼ばれるストリートレーサー達が、経済的な問題や警察による取り締まりの強化などで徐々に少なくなってきた時期でもありました。

そういった時代背景なども含めて引退した走り屋たちの心を見事に掴んだ作品でもあります。 ですが、本作の凄いところは車が別に特別好きじゃなくても全然楽しめるんです!

これはシリーズ全般を通して言えるのですが、「仲間・家族・ド派手なアクション」が描かれていて、細かいことは考えずにシンプルに面白いんです。

こちらが予告動画。

ちなみに、この1作目はキアヌ・リーヴス主演の映画『ハートブルー』(1991年)のリメイク版とも言われているんだとか。

『ハートブルー』では走り屋じゃなくてサーファーになってます。 この映画も結構評価高いですし、面白いのでおすすめです。

2番目『Turbo Charged Prelude to 2 Fast 2 Furious』

作品情報
The Turbo Charged Prelude for 2 Fast 2 Furious 監督
フィリップ・G.アトウェル
脚本
キース・ディニエリ
ゲイリー・スコット・トンプソン
公開 2003年
上映時間 6分

この『Turbo Charged Prelude to 2 Fast 2 Furious』は、前作から『ワイルド・スピードX2』までのポール・ウォーカー扮するブライアンの行動を描いた6分間の映像です。

表紙を見てもわかるように登場人物もメインキャラはほぼブライアンのみ。

それにセリフもないですし、MVみたいで時間も短いですから、観ないなら観ないで別に問題ないんじゃないかなと思います。

観たい人は、タイトルをそのままコピーして検索すると動画がいくつかヒットすると思うので、その中から公式の動画を探してみてくださいね。  

3番目『ワイルド・スピードX2』

作品情報
ワイルド・スピードX2 監督
ジョン・シングルトン
脚本
マイケル・ブラント
デレク・ハース
公開 2003年
上映時間 108分
主な追加キャスト
タイリース・ギブソン ブライアンの幼馴染の黒人ローマン
クリス・“リュダクリス”・ブリッジス 物資調達のスペシャリストのテズ
エヴァ・メンデス FBI捜査官

本作は、1作目とは監督や脚本家がズラッと変わっています。

1作目の『ワイルド・スピード』の製作費が推定3800万ドルだったのに対し、本作では2倍の7600万ドルまで膨れ上がっています。

製作費2倍ですからね! もちろんキャストのギャラが上がったのもありますが、前作よりもスケールアップした作品に仕上がっています。

それに、日本での興行収入も、前作と比較すると4億5000万円から7億円まで増加していますので、徐々にファンが増えていっている状況と言えるでしょう。

予告動画です。

ちなみに、本作が公開された2003年の映画興行収入ランキングの1位『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は173,5億円の興行収入なので、そう考えると本作はまだまだプチヒットくらいの感じでしょうか。

4番目『Los Bandoleros』

作品情報
Los Bandoleros 監督・脚本
ヴィン・ディーゼル
公開
2009年7月28日(米国)
上映時間 20分

こちらは次に紹介する『ワイルド・スピード MAX』の英語版のBlu-rayおよびSpecial Edition DVDの特典として収録された作品です。

上映時間は20分で、ストーリーは『ワイルド・スピード MAX』の冒頭に繋がるヴィン・ディーゼル扮するドミニク達の行動が描かれています。

ヴィン・ディーゼル扮するドミニクがこちら。

ヴィン・ディーゼル扮するドミニク

特典映像として付けられているくらいですから、これも特別観なくてもストーリーには支障のない話ですので、無理に観なくてもいいかなと思います。

なにしろ日本語字幕や吹替えがないのが辛い。。。

5番目『ワイルド・スピード MAX』

作品情報
ワイルド・スピード MAX 監督
ジャスティン・リン
脚本
クリス・モーガン
公開 2009年3月12日(米国)
上映時間 107分
主な追加キャスト
サン・カン ドミニクの仲間ハン
ジョン・オーティス 麻薬密売組織のボスのブラガ
ガル・ガドット ブラガの部下の女性ジゼル

先ほどご紹介した短編の『Los Bandoleros』と同じく、この作品から製作に主演のヴィン・ディーゼルが関わりだすことに。

そして、本作で監督を務めたジャスティン・リンと脚本家のクリス・モーガンは、これ以降何度もシリーズに関わってくるので、より一層シリーズの繋がりが強くなってきます。

人気キャラのハンもここで登場するので要チェックです! (厳密にいえば『Los Bandoleros』で初登場)

ハン

この映画では約240台の車が、撮影のために特別に製造されたそうですよ。

こちらが予告動画。

ちなみに、ジゼル役を演じたガル・ガドットは本作が映画デビューでして、この大ヒットで一躍スターの仲間入りしたんだとか。

ジゼル

それと、彼女、イスラエル国防軍で2年間兵役に行ってましたから、リアルに強いんです。

6番目『ワイルド・スピード MEGA MAX』

作品情報
ワイルド・スピード MEGA MAX 監督
ジャスティン・リン
脚本
クリス・モーガン
公開 2011年
上映時間 130分
主な追加キャスト
ドウェイン・ジョンソン アメリカ外交保安部DSSのホブス捜査官
エルサ・パタキー ブラジル警察の新米女性警官エレナ

遂に本作で製作費が1億ドルを突破します。その額なんと1億2500万ドル。 そして上映時間も従来の『ワイルド・スピード』シリーズの100分そこらを上回り、2時間越えの130分。

本作では、車好きな人だけでなく様々なファンを取り込むために、カーチェイスシーンをわざと1つだけに抑えたんだとか。

その結果、本作は『ワイルド・スピード』のストーリーやキャラの魅力が最大限発揮され、現時点でのシリーズ最高の興行収入、約6億3000万ドルを記録することに成功します。

後の人気キャラ、ドウェイン・ジョンソン扮するホブスも本作で初登場です!

ホブス

こちらが予告動画。

ちなみに本作の撮影は当初2か月の予定だったらしいですが、最終的には5か月もかかったそうですよ。 それだけ細部にこだわった作品ということなのでしょう!

7番目『ワイルド・スピード EURO MISSION』

作品情報
ワイルド・スピード EURO MISSION 監督
ジャスティン・リン
脚本
クリス・モーガン
公開 2013年
上映時間 130分
主な追加キャスト
ルーク・エヴァンズ ロンドン犯罪組織のボス オーウェン・ショウ

本作で登場するルーク・エヴァンズ扮するオーウェン・ショウは今後の物語で鍵となってくる人物なので、ある意味で節目の作品となっています。

過去のシリーズと変わらず、本作もド派手なアクションは健在で、一説によると撮影で破壊された車は100台以上なんだとか。

こちらが予告動画。

8番目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』

作品情報
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT 監督
ジャスティン・リン
脚本
クリス・モーガン
公開 2006年
上映時間 104分
主なキャスト
ルーカス・ブラック 車好きな高校生ショーン
ナタリー・ケリー ショーンの同級生トゥインキー
ブライアン・ティー ドリフトキングの異名を持つタカシ
サン・カン タカシをサポートしているハン
千葉真一 ヤクザの組長
北川景子 ショーンの同級生

これはあれですね、舞台を東京に移した番外編みたいな感じです。

番外編といっても、本編でメインキャラの一人のハンも出ていますし、シリーズのその後にも少しですが影響してくるので出来れば観ていたほうがいい作品です。

時系列的には次に紹介する『ワイルド・スピード SKY MISSION』の直前の話ですが、公開されたのはだいぶ前の2006年です。

なので、まだ上映時間が100分そこらだった時の作品となっています。

こちらが予告動画。

舞台が東京ということもあり、他のシリーズとはちょっと毛並みが違うので、人によっては面白くないかも・・・ ですが、ハンが好きな人や車好きな人にはおすすめです!

9番目『ワイルド・スピード SKY MISSION』

作品情報
ワイルド・スピード SKY MISSION 監督
ジェームズ・ワン
脚本
クリス・モーガン
公開 2015年
上映時間 138分
主な追加キャスト
ジェイソン・ステイサム 元特殊部隊隊員で元MI6の経歴をもつ敵役 デッカード・ショウ
カート・ラッセル CIAのお偉いさん
ナタリー・エマニュエル 凄腕の女性ハッカー

脚本家はクリス・モーガンが続投するが、監督はジェームズ・ワンに変更。

本作はこれまでのシリーズでメインキャストを務めた、ポール・ウォーカーの遺作ということもあり、是非みてほしいおすすめの映画です。

ポール・ウォーカーは本作のクランクアップ前に、プライベートで自動車事故によりこの世を去りました。

事故の原因は明らかにされていませんが、運転していた友人のロジャー・ローダスは即死で、助手席に乗っていたポールも酷い外傷を負い、ほぼ即死だったと報じられています。

予告動画です。

この映画は曲も素晴らしいんです。

オープニングでジェイソン・ステイサム扮するデッカード・ショウが病院内の警備部隊を殲滅するシーンに流れたテンションぶち上げの曲がこちら。

Juicy JとKevin Gateの『Payback』

また、エンディングにかかる曲はポール・ウォーカーに捧げられた曲で、こちらも感動的です。

Wiz Khalifaの『See You Again (feat. Charlie Puth)』 本編映像と共にお聞きください。(気になるほどのネタバレはありません) See You Again (feat. Charlie Puth)

10番目『ワイルド・スピード ICE BREAK』

作品情報
ワイルド・スピード ICE BREAK 監督
F・ゲイリー・グレイ
脚本
クリス・モーガン
公開 2017年
上映時間 136分
主な追加キャスト
シャーリーズ・セロン サイバーテロリストのサイファー
ヘレン・ミレン 前作と前々作の敵デッカードとオーウェンの母

『ワイルド・スピード』シリーズの最終章は三部作で構成されているのですが、その第1作目が本作です。

なので、2021年公開予定の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』を観る前には必ず観ておいてほしい作品です!

それに、シリーズ初の女性キャラの悪役サイファーを演じたシャーリーズ・セロンにも注目です。

サイファー

こちらが予告動画。

ちなみに、またもや監督だけ変わってF・ゲイリー・グレイになっています。

11番目『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』

作品情報
ワイルド・スピード/スーパーコンボ 監督
デヴィッド・リーチ
脚本
クリス・モーガン
公開 2019年
上映時間 135分
主なキャスト
ドウェイン・ジョンソン
ジェイソン・ステイサム
ヴァネッサ・カービー
イドリス・エルバ

この作品は、先ほどご紹介した『ワイルド・スピード ICE BREAK』の2年後を描いたスピンオフ作品となっています。

今回の主役はドウェイン・ジョンソン扮するホブスと、ジェイソン・ステイサム扮するデッカード・ショウです。

これまでの過去作と比べると『ワイルド・スピード』感はほとんどありません。

ドミニクたちも一切登場しませんし、次にご紹介する『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』との繋がりもたぶんありません。

ですが、このスピンオフ作品は次回作の製作も決定しており、これがシリーズ最終作に繋がると言われていますので、最終作までには観てほしい作品ではあります。

所々でコメディチックな所もあるので、別物のアクションコメディ映画として観ていただくと良いかも。

あとエンドロールで『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章のネタバレをぶっこんで来るので要注意です。

予告動画です。

それと、こちらの記事でも詳しく紹介しているので気になった人はぜひご覧ください。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』映画(ネタバレなし)‐評価が分かれる最強ハゲアクション。

ちなみに、次回作はキアヌ・リーブスが出演するかもしれないらしいですよ。 めっちゃ楽しみです。

12番目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』

作品情報
ワイルド・スピード/ジェットブレイク 監督
ジャスティン・リン
脚本
ダニエル・ケイシー
製作
ヴィン・ディーゼル
クリス・モーガン
公開 2021年8月6日
上映時間 135分
主な追加キャスト
ジョン・シナ
マイケル・ルーカー

最後にご紹介するのは、本編のシリーズとしては第9作目になる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。

こちらは2つ前に紹介した『ワイルド・スピード ICE BREAK』から5年後が描かれています。 ということはスピンオフの『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の3年後にもなります。

メガホンをとるのは、『ワイルド・スピード』シリーズで最も多く監督を務めた男ジャスティン・リン。

彼曰く、「シリーズ史上、ずば抜けて野心的な作品」なんだとか。

スピンオフ組のホブスやデッカード・ショウらは登場しませんが、代わりにマイケル・ルーカーやレスラーのジョン・シナが出演します。

こちらが予告動画。

この予告動画。 今までシリーズを通して観てきた人ならラストで、えぇーってビックリしたことと思います(笑)

『ワイルド・スピード』シリーズを観るおすすめの順番

『ワイルド・スピード』シリーズを観るおすすめの順番ですが、最大限楽しみたいならやっぱり先ほどご紹介した時系列順です。

ですが、短編なども入れると12作品ってちょっと多すぎですよね。

そんな人はとりあえず以下の5作品を順番に観ることをおすすめします。  

  1. 『ワイルド・スピード MAX』 ハン登場
  2. 『ワイルド・スピード MEGA MAX』 ホブス、エレナ登場
  3. 『ワイルド・スピード EURO MISSION』 オーウェン・ショウ登場
  4. 『ワイルド・スピード SKY MISSION』 デッカード・ショウ登場
  5. 『ワイルド・スピード ICE BREAK』 サイファー、マグダレーン・ショウ登場

この5作品は結構繋がっていて、前作に出たキャラが再び出たりするので、これだけ観れば十分楽しめます。 5作品でも多いなって人は前の2作品を除外して  

  1. 『ワイルド・スピード EURO MISSION』
  2. 『ワイルド・スピード SKY MISSION』
  3. 『ワイルド・スピード ICE BREAK』

この3作品は、人気のデッカード・ショウとその家族が登場しますし、サイファーの存在も最新作に続くので出来れば観てほしいです。 これでも多いと思う人はせめて  

  1. 『ワイルド・スピード SKY MISSION』
  2. 『ワイルド・スピード ICE BREAK』

この2作品は観てほしいです! 『ワイルド・スピード』シリーズは過去作品との繋がりも魅力の一つなので、ぜひ順番にご覧になられてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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WRITERこの記事をかいた人

『おすすめ映画メモ』編集長のエリです。 評論家ではないので難しいことは気にせずに気楽な感じで楽しんでいってくださいね。