『ザ・フォーリナー/復讐者』映画(ネタバレなし)-ジャッキーが笑いゼロのシリアスなアクション。

ザ・フォーリナー/復讐者

おすすめのアクション映画『ザ・フォーリナー/復讐者』のご紹介です。(ネタバレなし)

この孤独な戦いに終わりはあるのか?

ジャッキー・チェン&ピアース・ブロスナン、二大スター共演のサスペンス・アクション。

作品情報
ザ・フォーリナー/復讐者監督
マーティン・キャンベル
脚本
デヴィッド・マルコーニ
原作
スティーブン・レザー
『チャイナマン』
公開 2019年(日本)
上映時間 110分
主なキャスト
ジャッキー・チェン特殊部隊出身のレストランオーナー、クァン
ピアース・ブロスナン北アイルランド副首相のリーアム

『ザ・フォーリナー/復讐者』のあらすじと見どころ

【あらすじ】

特殊部隊の過去を忘れて、ロンドンで高校生の娘と静かに暮らすレストランオーナーのクァン。そんな平和な日常は、無差別に行われた爆破テロであっけなく崩れ去ってしまう。
クァンにとって人生の全てだった一人娘の死。
復讐を決意するクァン。
彼は犯人を捜すうちに、北アイルランドの副首相リーアムにたどり着くのだった、、、

こちらが予告動画。

ジャッキーvsボンド

ジャッキー・チェン&ピアース・ブロスナンの共演サスペンス・アクション!

本作を見つけたとき、一瞬、目を見開いた記憶があります笑

観ない理由が見当たりません! 早速、鬼ガン見しました。

ジャッキー作品といえば、「信頼と実績」「安心と安定」ワタシの長年の印象はこれなんですよね。

なーんにも観たいのが思いつかないときや、なーんにも考えたくない、 2時間ほどの持て余し…なんかのときには、いつも救世主的に楽しませてくれたのがジャッキー作品でした。

みなさんおなじみの、キレッキレの彼のアクションは常に見応えありで、あっという間に時間が経っちゃいます。

さらに本作共演のピアース・ブロスナンといえば、なんといっても"007"が有名。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Pierce Brosnan(@piercebrosnanofficial)がシェアした投稿

彼が扮するジェームズ・ボンドは、スラーッとした長身から醸し出されるジェントルマンなオーラが素敵。

紳士的でセクシーで…どハマりした世の女性も多いのでは そんな彼とジャッキーが、どんな化学反応を起こしてくれるのか!? 興味津々であります。

ネタバレはしませんが、一言いうと… いつもの彼らではありません!

"気分爽快アクション・痛快コメディー"なんてところは皆無です。

2人の刷り込まれた印象とか、イメージを一旦ゼロに戻して「こんな一面も観れるんだ!」的な期待をしてご覧ください。

【補足】
ちなみにタイトルの『フォーリナー(foreigner)』は直訳すると「外国人」や「異邦人」といった意味です。

新境地のジャッキー・チェン

数々の名作で、世界中の映画ファンを唸らせてきたジャッキー。

「ジャッキー=コメディアクション」 こんな印象が強い彼は、本作を受けた理由に、普段の映画とはまったく違った『ラッシュアワー』以外の、ニューモデルな自分を見せたかったと語ります。

まさに本作ではその通り。

その1つにまず見た目がそう!  実際よりも、かなり老けたメイクを施し、どこか寂しげで悲しげな、怒りに燃える男に変身しました。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Jackie Chan 成龍(@jackiechan)がシェアした投稿

 

これまでのジャッキーには見れなかった、表情だったり演出で、一切の"笑いなし"でシリアスな一面を初披露。

彼の真骨頂"カンフーアクション"も本作では封印され、軍隊の格闘技が持ち込まれます。 当然ながら軍隊アクション… 「みればわかる!すごいヤツやん」の仕上がりに。

また、イスやカーペットなど、その辺の目についた道具を武器として使うのがジャッキーの特徴ですが、 本作でもところどころに、「ぇっ!?それにそんな使い方あんねんやー!」ってなる、道具使用の華麗アクションも見どころの一つ。

1954年生まれの彼は映画が公開された2019年時点で65歳。

『ラッシュアワー』時のジャッキーからは相当経ってますが、まったく年齢を感じさせません。 ほんと、キレッキレの彼ですが「アクション俳優の第一線から退く」と前々から語ってきました。

本作を見る限り、それはないですな!笑

シリアスな自分を満喫してる感が否めなく、こりゃ次もありまっせ(知らんけど?)

リアリティを追求した監督

メガホンを握るのは、『007 ゴールデンアイ』や『マスク・オブ・ゾロ』『バーティカル・リミット』などを手掛けた、マーティン・キャンベル。

どれもなじみのある人気作品で、「はぃはぃ!あれな?」ってなる映画ですよね。 当然、マーティン監督も、監督らしいこだわりやクセがあるそうで…

本作ではリアリティを追求し、CGを嫌がりほとんどが実物で撮影されたんだとか。

実際に視聴しても、ほんの数箇所しかCG使用と思われるシーンは確認出来ませんでした。 また、マーティン監督はキッパリ言います。

「一番嫌いなアクションは、そのへんにありふれた、見慣れたカーチェイス」だと。 カーチェイス好きな人には…不向きな作品かもですね汗。

車でのアクションが好きな人は『ベイビー・ドライバー』が面白いのでおすすめです!

本作では、"リアリティのある新しいアクション"を撮りたかった!と意気込む監督。

ロンドンのテムズ川にかかるランベス橋の上で撮影された爆破シーンでは、事前に周辺住民に通告されていたものの…当日の大爆破に驚いた人たちで一時騒然となったんだとか!

もっと"町内放送"をしつこく繰り返すべきでしたな汗。

ちなみに、原作『チャイナマン』の著者はイギリスのスリラー作家スティーブン・レザー。 2011年Kindleでは、売れ行きなんと世界で2位!Amazonで、最も売れる英国作家といわれる1人です。

またシリアスな内容が多く、犯罪、投獄、兵役、テロなど、グッと心情に入り込むようなテーマが特徴です。

こんな人に特におすすめ

  • 新生ジャッキーの作品が観たい
  • ジャッキーの笑いなしシリアスが観たい
  • 「映像」と「曲」が見事に調和している映画を観たい
  • カンフー封印のアクションが観たい
  • 復讐モノが好き

『ザ・フォーリナー/復讐者』の評価

ぜひ、あなたも『ザ・フォーリナー/復讐者』を楽しまれてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたのレビューを読者に届けよう!

タイトルとURLをコピーしました