『透明人間』2020年の映画(ネタバレなし)-斬新な設定で現代に蘇った傑作サイコサスペンス。

『透明人間』

おすすめのサスペンス映画『透明人間』(2020年公開)をネタバレなしでご紹介します。

見えるのは、殺意だけ。

古典的作品が斬新な進化を遂げて現代に蘇った傑作サイコサスペンス。

作品情報
『透明人間』 監督・脚本
リー・ワネル
公開 2020年
上映時間 124分
主なキャスト
オリヴァー・ジャクソン=コーエン 天才科学者エイドリアン
エリザベス・モス エイドリアンの恋人でDV被害者セシリア
ハリエット・ダイア― セシリアの妹エミリー
オルディス・ホッジ エミリーの友人ジェームズ
ストーム・リード ジェームズの娘シドニー

『透明人間』(2020)のあらすじと見どころ

あらすじ

ある日、1人の女性が同棲中の暴力的な交際相手の元から逃げだした。
女性の名はセシリア
彼女はしばらくの間、妹エミリーの家で住むことに。
ほどなくして、交際相手が自殺したとのニュースを知る。
「彼は自殺するような人間じゃない」
「自殺は偽装で、今も私を探しているのでは?」
不安をぬぐえないセシリア。
次第に彼女の周囲で不可解な怪奇現象が起こりだすのだった……

こちらが予告動画です。

『透明人間』(2020)はどんな映画

おすすめのサスペンス映画の『透明人間』ですが

タイトルから、だいたいどんな内容なのか、なんとなくイメージが湧くという人も多いのでは?個人的には、2000年に公開されたケヴィン・ベーコン主演の『インビジブル』を思い出しました。

『インビシブル』も強烈な不気味さで、記憶に濃く残っていますが、本作の不気味さもかなりのもの。

本作『透明人間』の主人公は、ごく普通の平凡な女性ですが、この平凡さが親近感を沸かせ、感情移入もきちんとできる映画に仕上がっています。

「もしや、身近な人が…」こんな妄想がグイグイと襲ってきます。そして、ココぞの時に怖さをグッと加速させるカメラワークが秀逸なんです!

「ホントにそばにいるんじゃない?」って感じさせる独特なカメラワークで、ドキドキは増して継続します。

特にドキドキが増す襲われるシーンでは、特殊カメラのモーションコントロールを駆使し、カウントダウンしながらの撮影をしたそう。

また、作中の音楽もGOODでした! 恐怖感を後押しするような、おどろおどろしいサウンド。 どちらも重要な要素ですが、すごいこだわりを感じます。

監督は『ソウ』シリーズを手掛けたリー・ワネル

気になる本作の監督ですが、 人気のサイコスリラー作品『ソウ』シリーズを手掛けた脚本家リー・ワネルでした。

「さすがやん!」とただただ納得。本作を手掛けるために、リー監督は1933年に公開されリメイク元となる同タイトルの作品を鑑賞したのだとか。

「このキャラクターをもっと冷たく、さらに恐ろしくしたい!」そう考えて出来上がったのが本作。

また、男性にはわからない女性の意見を取り入れるため、 撮影開始前には主演女優のエリザベス・モスとの会話時間を何時間も設けたそう。

 
 
 
 
 
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透明だからという恐怖は言わずもがなですが、 それ以外にも「女性目線」での恐怖がさらにプラスされて、惜しまず取った会話時間は有意義な時間だったと言えるんじゃないでしょうか!

また、伏線も、いい塩梅で巧みに張られているので、サスペンス要素もございます!

最初から終盤にかけて、「恐怖対象」が徐々に変わっていることにも気づくはず。 斬新さも感じましょう!

124分もある本作ですが、ダラダラした長さを感じさせることなく、時間を忘れて楽しめます。

こんな人に特におすすめ

  • 女性目線で怖さを感じる作品が観たい人
  • 古典的な作品の現代版進化を観たい人
  • ホラーサスペンスが好きな人

『透明人間』(2020)の評価

ぜひ、あなたも『透明人間』(2020)を楽しまれてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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WRITERこの記事をかいた人

ライターの「ittokeena」です。美容師や飲食店経営を経て、現在は専業主婦の傍らライターとして活動しています。