『グッドナイト・マミー』映画(ネタバレなし)-双子の美少年と母親が魅せる狂気のホラー。

グッドナイト・マミー

おすすめのホラー映画『グッドナイト・マミー』のご紹介です。(ネタバレなし)

「ぼくらのママを返して」

シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリ受賞、ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭2部門受賞、テッサロニキ国際映画祭 国際批評家連盟賞受賞など、数々の映画祭で注目された戦慄のホラー。

作品情報
グッドナイト・マミー 監督・脚本
ベロニカ・フランツ
セベリン・フィアラ
製作
ウルリッヒ・ザイドル
(ベロニカの夫)
公開 2016年(日本)
上映時間 99分
主なキャスト
スザンネ・ヴェスト 母親
エリアス・シュワルツ 双子の兄弟エリアス
ルーカス・シュワルツ 双子の兄弟ルーカス

『グッドナイト・マミー』のあらすじと感想

【あらすじ】

物語の舞台は森とトウモロコシ畑に囲まれた場所で母子3人が暮らすポツンと一軒家。
9歳の双子の兄弟エリアスとルーカスはいつも一緒で、その日もトウモロコシ畑で鬼ごっこをしたりして遊んでいました。
ひとしきり遊び終わり家に帰ると、そこには整形手術を受けて病院から退院したママの姿。
包帯で素顔が見えないママの様子を不思議に思う子どもたち。
「あれはママじゃない」
双子の兄弟は、ママの姿をしたナニカの正体を暴こうとするのだが・・・
美しい映像と目をそむけたくなるような映像を見事に融合させた戦慄のホラー。

こちらが予告動画です。

これぞホラーと言いたい静かな恐怖

おすすめのホラー映画『グッドナイト・マミー』ですが

賛否両論ありますが、普通のホラーではありません。

本作の表紙にもありますが、包帯グルグル巻きの女性…しかも、ゴキブリらしき虫が顔にくっついてます。

これを見ただけでも、ヒェーッ!とするのは当たり前なんですが、ホラーファンの間で世界的に話題になった注目作なんだとか。

当然、観たくなりますねぇ!観たんですがね。

そして本作の上映時間が、たった99分てことを知って思いました。

「ははぁ〜ん!この短時間に凝縮された恐怖をたんまりとおみまいされるんだな!?」と…。 結果、たんまりとその通りでした汗。

オーディションを勝ち抜いた美少年の双子

さらに怖さを倍増させているのが、双子の男の子。

淡々と演じているあたりが、流石だなぁと思うし、何より2人の息のピッタリさにびっくりでした。

※双子って、1人が腹痛になるともう1人も腹痛になっているとか。同時期に発熱したりもするんだとか。(おすPさんが言ってました笑)

途中、どっちがどっち?今のはどっち?

なーんてこともしばしばありますが… わからんままでも、そんなに問題ありませんけどね笑

まだ幼さが残る双子君ですが、ちなみに本作には本名のまま作品に挑みました。

しかも、240人が受けたオーディションの中から出演を勝ち取った双子なんです。

演技力も当然ですが、映画内容に合った、二人の持つ雰囲気が監督の目に止まったのでしょうか。

ちなみに、子役が活躍するホラーなら『ケース39』も面白いのでおすすめです!

『ケース39』映画(ネタバレなし)‐リリー役の子役が怖すぎる!超常現象ホラーの隠れた傑作。

また、本作には目を伏せたくなるシーンが多々あるのですが、その一つが「ゴキブリ」

こうして文字にするのもゾクっとしながらなんですが、黒く光るゴソゴソ動く、なんとも恐ろしい生き物。

これがまた、国産ではないので、バカデカいんですょ汗汗

国産のが可愛く思えるくらいです。(感覚がマヒってますね) しかし、出番シーンの多さや、その数の多さにギャラが発生してんじゃないの?って思うほど印象的です。怖

もうこれだけで、「気持ち悪い恐怖」がどんどん加算されていきます。

役作りで「G」と過ごしたママ役の女優

そして、謎の包帯グルグル女性。

当然、グルグルされてるので、いったいどんな女性なのかわかりませんが、包帯で覆い隠された顔ってこんなに怖く感じるものなんですね。

包帯女性は、スザンネ・ヴェストというオーストリアの女優さん。

この作品のために、3か月もの間、一人暮らしをしますが、その際ペットとして飼っていたのは…そう!あの黒く光る「BIGなG」2匹。

そこまでするかぁーなんですが、国を問わず俳優さんて、歯を抜いたり、削ったり、髪を剃ったり、Gを飼ったり〜 演者さんたちってホント、ストイックなんだから…。

そして監督、脚本にはベロニカ・フランツ。

本作のとても綺麗な映像や、クールでスタイリッシュな演出は、『シャイニング』でお馴染みのスタンリー・キューブリック監督と相通ずるのではと評価されているとか。

世界的にも、評価されているべロニカの映像はとても芸術的で有名ですが、本編内容とは真逆…。

そして、彼女の旦那さんはオーストリアの鬼才ウルリッヒ・ザイドル。

彼は、人間の狂気を取り上げた作品が多い監督なので、率直に本作も夫婦会議の上で作り上げたのかと思ってしまいます。

ここまでお読みいただいただけでは、双子と包帯グルグル女性とBIG Gがどんな絡み合いがあって、どんな展開になるのか…さっぱりワヤだと思いますが。

目でも怖くて、心と脳でも震撼させられる99分の怖さノンストップ映画を是非お楽しみいただければと思います!

こんな人に特におすすめ

  • 映像と音響だけの怖さは嫌だ
  • 映像のクオリティが高い作品が好き
  • 多数の伏線回収モノが好き
  • 双子や美少年が好き

『グッドナイト・マミー』の評価

ぜひ、あなたも『グッドナイト・マミー』を楽しまれてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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