『ジョジョ・ラビット』映画-戦時下の少年の心をユーモアを交えて描いたヒューマンドラマ。

ジョジョ・ラビット

おすすめのヒューマンドラマ映画『ジョジョ・ラビット』のご紹介です。(ネタバレなし)

10歳の少年は戦争に何をみる?

悲惨な現実とユーモアのバランスが絶妙な「愛と平和」を語った名作。

すでに鑑賞済みのかたは、こちらの解説と考察記事もおすすめです。

ジョジョ・ラビット

『ジョジョ・ラビット』映画-解説・考察、原作との違いについて。

作品情報
監督・脚本
タイカ・ワイティティ
原作
クリスティン・ルーネンズ
公開
2020年(日本)
上映時間
108分
主なキャスト
ローマン・グリフィン・デイヴィス ナチスの思想に染まっている10歳の少年ジョジョ
スカーレット・ヨハンソン ジョジョの母親
タイカ・ワイティティ ジョジョの空想上の友達でヒトラーの恰好をした男
アーチー・イェーツ ジョジョの親友の男の子ヨーキー
トーマシン・マッケンジー ジョジョの母親が保護してかくまっているユダヤ人少女
サム・ロックウェル 片目を失ったことで戦力外通告されたクレンツェンドルフ大尉
通称キャプテン・K
アルフィー・アレン クレンツェンドルフ大尉を慕う准士官のフィンケル

『ジョジョ・ラビット』の感想と見どころ

あらすじ

物語の舞台は第二次世界大戦中のナチス・ドイツ。

10歳の少年ジョジョはナチスに憧れるあまり空想上のヒトラーを友達にしていた。

ウサギ(ラビット)のような弱虫だとバカにされるジョジョ。

彼は、ある日、自分の家にユダヤ人の少女が隠れていることに気づく。

ユダヤ人は頭にツノが生えていて人間じゃないと信じているジョジョ。

そんな彼の考えは、その少女との交流で少しずつ変化していくのだが・・・

こちらが予告動画。

戦争物が苦手でも安心

おすすめのヒューマンドラマ『ジョジョ・ラビット』は

ナチスや戦争の悲惨さをコメディチックに描きつつも、10歳の少年ジョジョの価値観の変化や成長をメインに描いた物語です。

なので、ふだん戦争物をみない人に対しても十分おすすめできる映画に仕上がっています。

物語の最初らへんはコメディ感が強いんですが、途中からグッとシリアスになってグイグイ引き込まれていくんです。

アカデミー賞でも6部門にノミネートされ脚本賞を受賞。

ドイツなのに英語で喋っていたり、ツッコミどころは多々あるのですが、良い意味でリアリティがないので軽い気持ちで観れるという点もポイント!

何も予備知識がない人が当時のナチスを知る第一歩としてみれる映画です。

ジョジョとヨーキーを演じた子役たち

主人公のジョジョを演じるのは、1000人のオーディションを勝ち抜いたローマン・グリフィン・デイヴィス。

彼がまたすごくキュートで良い演技をするんです。

父親は『ドクター・ストレンジ』や『キャプテン・マーベル』『ダンボ』などを手掛けた経験がある撮影監督のベン・デイビス。

そして母親もこれまた脚本家や監督として活動するカミーユ・グリフィン。

業界人の両親に育てられたローマンは、本作で見事に少年ジョジョを演じきっています。
 


 

しかも、彼

父親の作品に何度か出演したことはあるものの演技をするのは初めてというから驚きです。

また、オーディションを受ける時までナチスがテーマの映画だと知らなかったと明かしています。

タイトルだけ聞いて、児童書のピーターラビットに関する映画だと思っていたそうですよ。

なので、ヒトラーの恰好をしたワイティティ監督をみた時には、思わず感情的になってしまったんだとか。

そりゃそうですよね

かわいいウサギの話かと思ったらナチスの戦争物だったんですから、、、

そんな彼ですが、最終的にはワイティティ監督が書いた脚本を天才的だと絶賛するほど本作を気に入ってます。

そして、もう1人本作で抜群の存在感を放っているのがジョジョの親友のヨーキーです。

演じたのはアーチー・イェーツ。

こんな感じに『ジョジョ・ラビット』に対しての著名人のコメントを紹介してくれています。

 

この動画では彼の魅力があんまり発揮されてませんが、作中ではめっちゃかわいいですし彼のキャラクターがまた良いんです。

映画デビューは本作が初めてですが、元々演技の経験がある男の子です。

ちなみに、俳優になりたいと思う前はマジシャンに憧れていたそうですよ。

本作での活躍が認められ、今度はディズニーと契約して『ホームアローン』のリブート作に採用されたんだとか。

補足
リブート作・・・キャストや物語を変えて作品を新たに作り直すこと

彼はプライベートでも面白いらしくジョジョを演じたローマンは彼について、自分が知っているなかで一番おかしな少年だと明かしています(笑)

名優たちの共演

子役たちの活躍だけでなく、本作は脇を固める俳優陣にも注目です。

ジョジョの母親を演じたスカーレット・ヨハンソンやドイツ軍の大尉を演じたサム・ロックウェルの名演はもちろんのこと

ユダヤ人少女を演じたトーマシン・マッケンジーにも注目です。

 


 

彼女は役作りのために、ナチス関係の書物を読んだり、ユダヤ教の礼拝堂や強制収容所を訪れたりもしたんだとか。

業界でも彼女の評判は高く、次にジェニファー・ローレンスのように活躍するのは彼女だと言われるほどに注目の女優さんです。

それと、出番は少ないですが『ゲーム・オブ・スローンズ』でシオン・グレイジョイを演じたアルフィー・アレンも出演しています。

ハマってた海外ドラマでお馴染みの俳優さんが、こんな感じで出てるとうれしいです。

監督が伝えたいことと原作との違い

本作はクリスティン・ルーネンズの著書『Caging Skies』を原作としています。

あんまりいうとネタバレになってしまうので言えませんが、本作はこの原作の途中までをユーモアを交えながらコメディ調に描いた作品です。

原作はかなり暗くて重いストーリーになってるんです、、、

こんな風に原作とはかなり雰囲気の違う作品になっているんですが、著者のクリスティン・ルーネンズもそれを前向きにとらえています。

むしろ、戦争という不快なテーマを多くの人に親しみやすくした監督を高く評価していて、映画にも大満足なんだとか。

下手をすれば「戦争を笑いのネタ」にしたと思われてしまうことを承知で本作を作ったタイカ・ワイティティ監督。

そんな彼は本作で「愛と平和」について伝えたかったと明かしており、「広めるべきはヘイトじゃない 寛容と愛だ」とこたえています。

こちらが、インタビュー動画。

 

こんな人に特におすすめ

  • ふだん戦争映画を観ない人
  • 子役が主人公の作品が好きな人
  • ナチス・ドイツに興味がある人
  • 差別や偏見の目でみてしまうクセがある人

 

『ジョジョ・ラビット』の評価

などなど

ネットで調べると他にも多くの方が良かったとおすすめしています。

今回、おすすめのヒューマンドラマ映画『ジョジョ・ラビット』をご紹介させていただきました。

もし少しでも興味が湧いたらぜひご自身の目で映画をご覧になられてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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WRITERこの記事をかいた人

『おすすめ映画メモ』編集長のエリです。 評論家ではないので難しいことは気にせずに気楽な感じで楽しんでいってくださいね。