『ギフト』映画(ネタバレなし)-ホラー界の鬼才と豪華キャストで贈る霊能者サスペンス。

gift

おすすめのサスペンス映画『ギフト』のご紹介です。(ネタバレなし)

特別な彼女だけに視える事件の真相とは・・・

ホラー界の鬼才と豪華キャストで贈る、きっと誰かに言いたくなる傑作サスペンス。

作品情報
ザ・ギフト 監督
サム・ライミ
脚本
ビリー・ボブ・ソーントン
トム・エッパーソン
公開 2001年(日本)
上映時間 112分
主なキャスト
ケイト・ブランシェット 持ち前の霊感で町の占い師として生計を立てる未亡人のアニー 3人の子どもたちを女手一つで育てている
ジョバンニ・リビシ アニーを慕う精神的に不安定な男性バディー
グレッグ・キニア アニーの子どもが通う学校の教師ウェイン
ケイティ・ホームズ ウェインの婚約者で町の有力者の一人娘ジェシカ
ヒラリー・スワンク アニーの顧客で夫のDVに悩む女性ヴァレリー
キアヌ・リーヴス ヴァレリーの夫で暴力的な性格のドニー
J・K・シモンズ 町の保安官ジョンソン
ゲイリー・コール 検事のデヴィット

『ギフト』のあらすじと感想

【あらすじ】

物語の舞台はアメリカ南東部のジョージア州にある小さな町。
未亡人のアニーは、神から与えられた霊感(ギフト)を武器に、町の占い師として3人の子ども達と慎ましく暮らしていた。
しかしある日、 夫のDVに悩む女性を占ったことでアニーの平穏は急速に壊れていく。
そして時を同じくして
町の有力者の娘が行方不明になる事件が起きてしまう。
捜査に行き詰まる保安官
彼は半信半疑ながらアニーに霊視を頼むのだが・・・
ホラー界の鬼才として知られ『スパイダーマン』シリーズも手掛けたサム・ライミ監督が豪華キャストで贈るホラーサスペンス。

本編冒頭の映像です。短いですが雰囲気だけでもどうぞ。

惹き込まれるストーリー

映画『ギフト』の感想ですが、

霊能のれの字もない私からすれば、こんなハイスペック霊能力者とお近づきになれるなら是非仲良くなりたいと率直に思ってしまいます。

がしかし、それはただ単に明るい未来の透視を望んでいただけで… まさかそんな事までも透視が出来るなんて…

正直、身体がゾクっとする感覚はホント久しぶりで、自分からは遙か遠い未知の世界だけの話しと思っていたのが、もしや?ホントにそうなんだ?と、ずーっと恐々考えているうちに、やがて恐怖も絶頂に。

身につまされるシーンもあって、言葉に出来ない不思議な感情も混じり合う。

とにかく、気持ちが忙しい映画。

霊能者ネタの映画はたくさんありますが、オチが気になってこんなにグイグイ引き込まれる映画は久しぶりかも。

「きっと誰かに言いたくなる映画」の仲間入りしました! となると、当然、気になるのは製作陣です。

監督はスパイダーマンのサム・ライミ

監督はサム・ライミ。

なんと、81年の『死霊のはらわた』で監督デビューとか! アナログ時代のホラー映画の代名詞とも言えるあの作品の監督だったんです!

当然観ました。今でも「本気でビビった映画は?リスト」に君臨し続けてます。

あの時代に、あのリアルな特殊メイクは今でも心に強く焼き付いてますね。 こうくるか?の意表を突かれた代表ホラー。

言うまでもなく、『死霊のはらわたII』も既観ですが、個人的には初作がおすすめ。 どちらも、ホラー界の先駆者的作品です。

それから、難なく昇格してゆくサム・ライミは、ユニバーサルの役員となり、制作総指揮を任されます。

監督として、あぶらの乗ってる彼は、あのスパイダーマン3部作まで監督してるんです。 結果、世界的に大成功を収めます。

加えて、『ドント・ブリーズ』の製作までも…。 こちらも、なかなかの恐怖映画。 設定も独特で、彼を熟知されてる方ならさすがサム!と漏らしてしまうかもですね。

もちろんドキドキ継続映画でした。

『ドント・ブリーズ』映画(ネタバレなし)-盲目おじいさんが怖すぎる隠れん坊ホラー。

また『ポルターガイスト』のリメイク版も製作されてるではないですか。 こちらもご存知、名作ホラーです。

正直、サムの名前…初めて知りました。恥ずべきところ…泣 彼の兄も『スパイダーマン3』に脚本家で参加しており、弟さんは俳優だとか。

まさにユニバーサル兄弟! 彼の監督映画、本作も併せて、全部面白い映画ですもの。すごく興味が湧きました。

脚本家の母親は霊能者

続いて、脚本家をリサーチします。 アメリカの脚本家で、ミュージシャン、映画監督、俳優まで、マルチに活躍するビリー・ボブ・ソーントン。

真っ先に目に飛び込んできたのは、あのハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーの元旦那さんという肩書き。

他にも数々の女優さんとの結婚離婚を経て、今はメイクアップアーティストさんと結婚して落ち着いておられるとかいないとか。

本作の主人公、アニーのモデルになったのが、彼の母親だとも言われています。 お母さんにも、アニーと同じような霊能パワーがおありだったんですね。

身近で、母親の霊能的パワーを見てきた彼なら、リアルに書けるのも納得です。

豪華な俳優陣

さらに、演者さんたちにもピンスポ当てます。 まずは、ブルーグレーの瞳が印象的なケイト・ブランシェット。

 
 
 
 
 
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華奢な美しさについ見惚れてしまいます。

数多くの名誉ある賞の受賞歴があり、2013年には、『ブルージャスミン』の演技が彼女の中で最も素晴らしいと絶賛され、ゴールデングローブ賞、アカデミー主演女優賞を獲得。

現在は、3人の息子と夫と一緒にオーストラリアで暮らしてします。 この映画に携わるにつれ、実際に5人もの占い師の元へ通ったのだとか。

そのせいか、ケイト から自然に滲み出る、どこか妖しげな雰囲気と気品さが魅力的でした。

他にも南部訛りを習得するために、撮影現場付近のスーパーマーケットや教会で、地元の人達の話をよく聞いていたそうですよ。

ケイト・ブランシェットは『キャロル』でも素敵な女性を演じているのでぜひご覧ください!

そして、ひときわ存在感を醸し出していたのが、キアヌ・リーブスです。

 
 
 
 
 
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皆さんご存知?の、日本でも大ヒットした1994年の映画『スピード』がとても有名です。

日本に彼の名を知らしめた作品といってもよいのではないでしょうか。

プライベートでは紳士的なエピソードが多く、惚れてまうやろー要素満載の彼ですが、いかんせん本作では、どうしようもないダメ男を見事に演じてます。

慣れないダメ男のレクチャー役に彼が選んだのは、実在するDVの被害者と加害者でした。 その時の感情や、それぞれの主張を聞き出したそうですよ。

ちなみに、本作では彼の声を声優界の巨匠・大塚明夫さんが吹き替えておられます。

キアヌ・リーブス演じるドニーには、少々ロマンスグレー感多めかな?とは思いましたが… いつもながら素敵なお声。 ゴハン三杯いけちゃいます! では、こんな人におすすめコーナーへどうぞ。

こんな人に特におすすめ

  • 美貌ケイト・ブランシェットのファン
  • キアヌ・リーブスの意外なダメ男が観たい
  • ホラー強めのサスペンス映画が観たい
  • 入り乱れる感情モノが観たい

『ギフト』の評価

ぜひ、あなたも『ギフト』を楽しまれてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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WRITERこの記事をかいた人

ライターの「ittokeena」です。美容師や飲食店経営を経て、現在は専業主婦の傍らライターとして活動しています。