『シザーハンズ』映画(ネタバレなし)-ジョニー・デップが特殊メイクで熱演する切ないファンタジー。

シザーハンズ

おすすめのファンタジー映画『シザーハンズ』のご紹介です。(ネタバレなし)

「抱きしめたいのに抱きしめられない・・・」

ティム・バートン監督とジョニー・デップの初タッグ作品!

両手がハサミの人造人間エドワードと田舎町の人々との関係を描いた切ないおとぎ話。

作品情報
シザーハンズ監督
ティム・バートン
脚本
キャロライン・トンプソン
公開 1991年(日本)
上映時間 105分
主なキャスト
ジョニー・デップ両腕がハサミの人造人間エドワード
ウィノナ・ライダーエドワードに次第に心惹かれていく娘キム
ダイアン・ウィースト独りぼっちのエドワードを自宅に連れ帰ったキムの母親ペグ
アラン・アーキンキムの父親ビル
アンソニー・マイケル・ホールキムのボーイフレンドのジム
ヴィンセント・プライスエドワードの生みの親の発明家
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『シザーハンズ』のあらすじと感想

【あらすじ】

物語の舞台は山の上に小さなお城がある田舎町。
このお城には高齢の発明家が独りで住んでいました。
彼はある日、人造人間のエドワードを生み出すことに成功します。
しかし、エドワードの体はまだ完成しておらず両手がハサミのままでした。
そんな中、不運にも発明家は病により亡くなってしまいます。
独りぼっちで残されたエドワード。
ですが、ある日、偶然出会ったペグという女性に誘われて町で生活するようになりました。
そして、彼は次第にペグの娘キムに惹かれていくのですが・・・

本編冒頭の映像を少しだけご紹介。

当時の日本でも大ヒットした有名ファンタジー

おすすめのファンタジー映画『シザーハンズ』ですが

1991年公開という事で、かなり昔の作品ですが、日本では多くのメディアで取り上げられかなり話題となりました。

真っ先に目に飛び込んでくるのが、まるで絵本のような世界。

ポップでカラフルにカラーリングされた建物や、演者さんの衣装とメイクで、一目でファンタジー感が伝わってくるんです。

ロケ地は本物の住宅地

可愛い配色で塗装された住宅街は、フロリダ州にあるルッツという町のティンスミス・サークルの本物の住宅地。

なんと撮影中は住人のみんなに退居してもらって、壁などをカラフルなパステルカラーに塗り替えて使用したそう。

こんな可愛いカラーリングされたお家なら、一度は住んでみたいと思う女性も多いのではないでしょうか。

SNSでも映えること間違いナシですもんね笑

ただ…住人の人たちが我が家に帰って来たとき、あまりにもカラフルに塗装された外壁に、目が点になったり、声も出ないほどビックリしたんじゃないの?と率直に思ってしまいます。

でも、生活・性格までも明るくカラフルに変わりそうですよね!

笑顔が似合う街並みが素敵です。 ちなみに現在の街並みの様子がこちら。

監督は鬼才ティム・バートン

独特な世界観と色彩豊かな作品が数多く公開されていて、開始2分で「これってもしや?ティム作品?」と予測できてしまうほど、色での表現が楽しめる作品です。

また、重要なポジションの個性的なキャラのおばさまたちが、わんさか出てきます。 共通点は、皆さん明るく賑やかでカラフリーなところ。

衣装やメイクもどこか懐かしめの雰囲気で、花柄、ドット柄もとてもキュート。

リップの色や髪の色も周りの景色と溶け込んで、あっぱれでした。 また、パステルカラーの車や食器、さらには壁掛け電話なんかもめちゃ可愛く、ポップなカラバリで、使用するおばさまたちと小道具が見事にマッチングしていて、それぞれのキャラが確立しています。

かなり昔の映画ですが、今観てもセンス良しなオシャレ感の溢れる作品じゃないでしょうか。

それとティム・バートン監督作品は、『ビッグ・フィッシュ』もおすすめです!

エドワードメイクが話題!

主演は、イケメン代表のカメレオン俳優・ジョニー・デップですが、彼に施された人間離れした奇抜メイクのため、その整い過ぎた美形の素顔は拝めません…。

彼のメイクを担当したのは特殊メイクの神様と呼ばれる、スタン・ウィンストン。 『ターミネーター』や『ジュラシック・パーク』なども担当したスペシャリストです。

表紙にも載っていますが、ハサミの手と天使の心を持つ、ジョニー扮するエドワードと、独特メイクがこれまた見事にリンクしていて、違和感なくすんなり物語が入ってくるのが不思議です。

SNSでも多くの人が、エドワードメイクを披露していて、あのレディ・ガガまでも挑戦しています。 やってみたくなるのもわかる気がしますねぇ。バズること間違いナシでしょう笑

当初はトム・クルーズが主演だった

ここで裏話をご紹介。

ティム監督はもともと、本作の主演にはトム・クルーズを狙っていたんだとか。

実際トムに会いにも行き、好印象だったらしいのですが、ストーリーに関するトムの提案をティムが却下し、結果的に彼ではなくジョニー・デップに決まります。 (トムならどんなエドワードになっていたのか?ちょいと観たかった気もしますね。)

選ばれたジョニーは、本作の脚本を読んで涙を流したそうですよ。

そして役作りのために、会話をしないで共感を得る「チャップリン映画」をたくさん観て研究したんだとか。 純真無垢な雰囲気を身体で表現するには、チャップリンが大正解でした。

喜怒哀楽がモノクロな世界からも充分に伝わってくるのは、ホント不思議…でも見終わって幸せな気持ちになったりしてるんですよね。

また、本作ヒロインのキムには、これまた文句なしに可愛い19歳のウィノナ・ライダーが選ばれます。

なんともいえない透明感とキュートさがハマり役で、数々の賞を受賞しその名を知らしめていきます。

エドワードとキムが初対面するシーンでは、コミカルな2人の演技が微笑ましくて、とても印象に残っています。

BIGカップルの誕生

そして何より驚いた事実は、本作共演中に彼女はなんとジョニーと交際を始めます。

美男美女のBIGカップル誕生は大きな話題となり、メディアにも取り上げられています。 当時26歳のジョニーと17歳のウィノナの2人は年の差も物ともせず婚約までいくも、やがて破局。

破局から数年後、いろんな事があって彼女のメンタルは壊れ、万引きで逮捕されます。 とても衝撃的なニュースで残念…

しかし、現在は完全復活を遂げ、仕事・プライベートともに充実しているのだそう。 顔のちっささと、美しさも持続中。

本作でのお婆ちゃんの特殊メイクも可愛いかったですよ。

ジョニーの目に留まるのも納得です! ちなみに、交際中にジョニーは『Winona Forever』(ウィノナよ永遠に)というタトゥーを彫ってて、別れた後は『Wino Forever』(アル中よ永遠に)に修正したんだとか笑

ジョニーとティム監督は、本作含め多数のタッグを組み、お互い相性◎だと褒め合いする、まるで家族のような間柄みたいですよ。

感想まとめ

個性的俳優と独創的監督が絶妙に融合する、観て損ナシ作品だと思います。

オープニングから目で魅了され、構成も無駄がないと、レビューでも概ね好評です。 個人的には、観終わったあとの不思議な感覚を味わって欲しいなぁと思います。

一言でいうと、視覚で楽しめて、心に響くファンタジー映画です。

こんな人に特におすすめ

  • ファンタジー映画が好き
  • 喜怒哀楽の混じり合う作品が好き
  • ジョニー・デップ作品が好き
  • 切ない映画が観たい

『シザーハンズ』の評価

ぜひ、あなたも『シザーハンズ』を楽しまれてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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