おすすめのヒューマンドラマ映画『ビューティフル・マインド』のご紹介です。(ネタバレなし)
実在する天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた実話に基づく物語。
信じられるのは愛する妻だけ?孤独な天才の栄光の裏側とは。。。
アカデミー賞、ゴールデングローブ賞それぞれ4部門を受賞し全世界に感動をもたらした珠玉の名作。


監督:ロン・ハワード
2001年公開、上映時間135分
【主要キャスト】
ラッセル・クロウ・・・天才数学者ジョン・ナッシュ
ジェニファー・コネリー・・・ジョン・ナッシュの妻
エド・ハリス・・・国防総省の重役
ポール・ベタニー・・・ジョン・ナッシュのルームメイト
『ビューティフル・マインド』の実話とあらすじ
おすすめのヒューマンドラマ映画『ビューティフル・マインド』は実話に基づく作品なのですが
まずはモデルとなったジョン・ナッシュがどんな人物なのかサラッとご説明します。
ジョン・ナッシュについて
- 電気技術者の父と英語及びラテン語教師の母との間に生まれる。
- 幼い頃から独りを好み12歳の頃には自室で科学実験を始め、高校から数学に興味をもつ。
- 数学者でありながら水泳が趣味で体格が良かった。
- ノーベル賞以外にも後の2015年には数学者にとって最高の栄誉アーベル賞も受賞している。(ともに賞金約1億円)
物語の舞台である1950年代~1994年のアメリカは当時ソ連と冷戦真っ只中です。
ジョン・ナッシュが国防総省に呼ばれた1954年は一時的に冷戦による緊張が緩和された年でもありましたが、まだ油断は許されず、その後1962年にはアメリカとソ連の全面核戦争寸前にまで達したキューバ危機もあり、このような両国の緊張は冷戦終結の1989年まで続きます。
そして、こちらが本作のあらすじです。
頭は良いが人付き合いの苦手な青年にとって、数学こそが全てだった。
数々の苦悩を経てようやく名声を得るが、彼を待ち受けていたのは国防総省での暗号解読によるスパイ活動。
全てが信じられなくなった彼と、その妻が下した決断とは。。。
波乱に満ちた人生を歩んだ天才がノーベル賞の栄光に輝くまでの感動の物語。
予告動画です。英語版ですが雰囲気は伝わると思います。※音量注意
鑑賞後の個人的な感想ですが
途中からまさかの展開に話が進み、飽きることなく感動のラストへと向かい鑑賞後には温かい気持ちになれました。
さすが名俳優が揃っているだけあって演技も凄く、アクション物で男らしい役が多いラッセル・クロウが本作では子犬のような目で見事に人付き合いの苦手な天才を演じています。
物語はジョン・ナッシュの大学時代から彼が66歳でノーベル経済学賞を受賞するまで時系列順に展開していくのですが、特殊メイクによる老化の表現も注目。
ちなみに彼を支える妻役のジェニファー・コネリーはおばあちゃんになっても綺麗でした(笑)
ジョン・ナッシュは変わり者でクラスメイトから度々からかわれたりするのですが、恨んだり卑屈になったりせず、なんだかんだ言ってみんな仲が良いという点も見どころです。
ある場面で言ったセリフが、後の他の場面で同じように使われたりするのも必見!
監督は後に『シンデレラマン』や『ダヴィンチ・コード』などを手掛けるロン・ハワード。
俳優としてのキャリアを持つ彼が監督として20年以上の活動の末、ようやく世界に認められたのがこの作品。
主演のラッセル・クロウは、実在する天才数学者ジョン・ナッシュを演じるにあたり、彼のことを監督と共に徹底的に調べ上げ役作りに励んだとのこと。
この作品で彼はゴールデングローブ賞で主演男優賞を獲得。ジェニファー・コネリーもアカデミー賞、ゴールデングローブ賞ともに助演女優賞を獲得するなど名優たちの演技も必見です!
こんな人に特におすすめ
- ラッセル・クロウのいつもと違う意外な演技を観たい
- スッキリ感動する映画を観たい
- 伝記物が好き
- 名作と呼ばれる有名作品はチェックしておきたい
ネット上の評価がこちら。
ビューティフルマインドっていう映画やっと観て号泣なう
— おいたん / coda (@heresy_c) 2019年2月2日
久しぶりに観るビューティフルマインド。やっぱり素敵な映画。
— あっちゅ (@atyumi0215) 2019年1月13日
嫁さんと映画ビューティフルマインド観てた。僕は2回目だったのだけど、結婚してから観てみると、ナッシュの才能とアリシアの苦闘に改めて感じ入るところがあった。映画以降の最期を想うとなんだか悲しいけれど、でも幸せな最期だったのかも、と少し思うところも。ナッシュ夫妻の偉大さを想う夜。
— こまっちゃん (@komacchan_t) 2019年1月14日
などなど
他にもネットで調べてみると多くの人が感動したと言っています。
『ビューティフル・マインド』のジョン・ナッシュの発見
最後に
彼が提唱した理論の「ナッシュ均衡」が、どんなものなのか簡単に身近な例えを使ってご紹介します。
例えば
男女4対4の合コンで誰もが狙っている一番人気の女性Aさんがいるとします。
男性陣にとって、それぞれ自分の利益だけを考えたらAさんにアタックすればいいですが競争率も高く、失敗すると残りの3人からは相手にされません。
なのでリスクを考えた上で全員が利益を得る一番いい方法は、男性陣がそれぞれ別々の女性にアタックすることです。(女性側からは選べない)
このように
自分の選択を変えると利益が得られない(リスクがある)状態=互いに現状から変わる必要のない状態のことを「ナッシュ均衡」と呼ぶそうです。
厳密に言えば、ちょっと違うかもしれませんが大体こんなニュアンスです。
今回、おすすめのヒューマンドラマ映画『ビューティフル・マインド』をご紹介させていただきましたが是非ご自身の目で映画をご覧になられてくださいね。
実話の物語にきっと感動すると思います。
それと本作にも出演したジェニファー・コネリーはこちらの作品にも出ています。
『ブラッド・ダイヤモンド』では
意思の強いジャーナリストを演じていますが、
彼女は本当にそういう役が似合いますね。
よかったらこちらもおすすめなのでチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。