『魔女の宅急便』の舞台はどこ?
クロアチアやスウェーデン、イタリア、ポルトガルなどなど・・・
海外の美しい風景に加えて、実写版では日本の小豆島もロケ地として選ばれたんだとか。
それらの地域をわかりやすいようにGoogleマップなどを使って、サラっとまとめてみました。
舞台となったヨーロッパ
『魔女の宅急便』の舞台ですが、宮崎駿監督やスタッフが訪れたヨーロッパの国々となっています。
風景を思い出すために、まずは本作の予告動画をご覧ください。
それでは、それぞれを順番に見ていきましょー
スウェーデンのヴィスビューとストックホルム
本作でキキたちが暮らすコリコの町ですが
宮崎駿監督や制作スタッフは、この町を作り上げるにあたり、スウェーデンのヴィスビューと後に紹介するストックホルムを特に参考にしたんですって。
ヴィスビューはバルト海に浮かぶゴットランド島にある都市で、その昔は要塞としても有名で旧市街は現在でも城壁に取り囲まれています。
こちらがその街並みです。
オレンジ色の屋根が作中のコリコの町と一緒ですよね。
街のいたる所では薔薇が植えられており、「薔薇の都」とも呼ばれているそうですよ。
それと、ゴットランドシープという羊が有名で、羊毛を使った特産品も多く作られており、島の紋章や像にも用いられています。
作中でキキが歩いたとされる道がこちらです。
キキの居候先で、おソノさんのパン屋「グーチョキパン店」とフォルムがよく似たパン屋も発見されています。
ですが、このパン屋のモデルには諸説あります。
なんでも、オーストラリアのタスマニア島にある「ロス・ビレッジ・ベーカリー」も有名なんだとか。
こちらが、そのロス・ビレッジ・ベーカリーです。
うーん、店の外観だけ見ると、完全にヴィスビューの方が似ているんですが。。。
でも、店内にはキキにまつわるグッズが飾られていて地元新聞社でも取り上げられたんだとか。
謎です笑
ちなみに、日本の静岡県浜松市西区庄内町に「グーチョキパン店」を完全再現したパン屋があるそうですよ。
それと、こんな感じでかわいらしい置き物も販売されています。
他にも、作中で登場する少年トンボが自転車で通ったトンネルと非常によく似た場所も発見されています。
トンネル上部にある✕印も完全に再現されているので、宮崎駿監督たちもわざとそれを残したのかもしれませんね。
こちらはほんの一瞬しか登場しないのですが、作中で同じ店舗名が出てきます。
などなど、所々でヴィスビューが再現されているんです。
また、スウェーデンの首都としても知られるストックホルムの旧市街ガムラスタンの風景も、コリコの町に色濃く反映されています。
ストックホルムのガムラスタンの風景がこちら。
この画像は少し彩度が高めですが、カラフルな建物がとても印象的ですよね。
建物の色や窓の感じが、作中の映像とソックリです。
(予告動画の1:12秒あたりのシーン)
それだけでなく、このストックホルムのガムラスタンでも様々な場所が作中で登場するんです!
完全にそのままを再現というわけではありませんが、似ているシーンが多々あるので探してみてくださいね。
例えば、作中ではちょっとアレンジが加えられていますが、銅像と噴水がセットが描かれているシーンは、たぶんこの場所を意識したんだと思います。
ストックホルム大聖堂の時計台らしきものも作中で登場しています。
予告動画の43秒あたりのシーンです。
緑に囲まれた大道路もありました。
参考にした他の国々
先ほど紹介した、ヴィスビューとストックホルム以外にも宮崎駿監督らはヨーロッパ各国を巡っており、他の国々も少なからず参考にしたと言われているんです。
それではどんどん見ていきましょう!
まずは、ポルトガルのポルトとリスボンから。
こちらがポルトガル第二の都市と呼ばれる港町ポルトの風景です。
ポートワインの原産地としても有名です。
そしてこちらが首都のリスボン。
両地域とも見事なオレンジ色の屋根です!
特にポルトのドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋から景色は、作中の街並みと似ていると言われているんだとか。
アドリア海の絶景が堪能できるクロアチアのドゥブロヴニクも、コリコの町を作るにあたり参考にしたとも言われています。
こちらがドゥブロヴニク。
作中のシーンと見比べると、上から見た感じが凄く似ています!
そして、なんとこちらは同じジブリ映画の『紅の豚』の舞台にも選ばれています。
続いてはイタリアのシエナとナポリ。
イタリアのシエナといえば世界で最も美しい広場として名高いカンポ広場が有名です!
こちらがその画像。
作中でも時計台の下に広場があったので、たぶんカンポ広場をイメージしたんじゃないかなと思います。
(予告動画の1:20秒あたりのシーン)
ちなみにこのカンポ広場やシエナは映画『007/慰めの報酬』にも登場するんです。
そして南イタリア最大の都市ナポリ。
ナポリピッツァのあのナポリです。
旧市街地は世界遺産にも認定されており
こちらも、まさに海が似合う美しい街で本作の世界観とピッタリマッチしています。
そして、エストニアの首都タリン
こちらも旧市街地は世界遺産に認定されており、色鮮やかで、その美しさは必見です!
実写版のロケ地となった日本の小豆島
また、本作は2014年に実写版が公開されましたが、そのロケ地となったのは日本の小豆島です。
「オリーブ公園」という名の道の駅では、「魔法のほうき」を貸出していたりもするそうですよ。
実際に飛べるわけでなく、ジャンプした瞬間をカメラで連写するそうですが、これはこれで盛り上がって面白そうです(笑)
小豆島に立ち寄られた際は行ってみては?
ちなみに実写版の予告動画がこちら。
アニメとは全く違う作品だと思えば楽しめるかもです!たぶん(笑)
まとめ
『魔女の宅急便』の舞台ですが、
まとめると、スウェーデンのヴィスビューとストックホルムがメインで、そこにクロアチアのドゥブロヴニクや、ポルトガルのポルトなどの要素を少しずつ足していったというところでしょうか。
実際に足を運んで見るのと画像や動画では、全く見え方が違うので、なかなか難しいですが機会があればご自身で行かれてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。