『耳をすませば』と『猫の恩返し』の関係は?月島雫の本という繋がりに驚き!

mimiwosumaseba-nekonoongaeshi

映画『耳をすませば』と『猫の恩返し』の関係はどのようなものなのでしょう?

結論から言うと実はこの2作、原作者が同じなんです。

しかも、ただ同じ人が書いたというだけでなくストーリーも繋がってるんだとか。

色々調べてまとめてみました!

それではどうぞー

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『耳をすませば』と『猫の恩返し』の関係

映画『耳をすませば』と『猫の恩返し』の関係ですが

まずは登場人物の共通点から見ていきましょう。

こちらが『耳をすませば』で出てきた猫の人形バロンです。

『耳をすませば』のバロン

バロン(男爵という意味)という名前にピッタリな雰囲気です。

ちなみに画像の右上にいる白猫は、彼の恋人のルイーゼ。

バロンは妄想の中でも登場します。

『耳をすませば』のバロン

これが『猫の恩返し』ではこうなっています。

『猫の恩返し』のバロン

なんかだいぶ垢ぬけた感じで更にカッコよく変身。

残念ながら隣にいた白猫のルイーゼは出てきませんが、バロンは主役クラスの活躍を見せます。

(ルイーゼはバロンの事務所に肖像画として描かれています)

それと彼がいる猫の事務所は『耳をすませば』で登場する地球屋なんです。

続いてはこちら

一見変哲もない猫のムーン(ムタ、お玉、とも呼ばれる)

『耳をすませば』のムーン

ムーンに至っては前作とは打って変わってかなり巨大化し個性的な猫に大変身です。

(名前はムタで本名はルナルド・ムーンになってる)

ちょっと乱暴なところはありますが愛すべきキャラとして人気者なんです。

『猫の恩返し』のムーン

こんな風に二つの作品の間で共通の登場人物が出るのですが、それもそのはず原作者はいずれも柊あおいさんなんです。

『猫の恩返し』の原作は『バロン―猫の男爵』という本。

この原作の本は、映画とは少し違いがありますが、こちらも非常に高評価です。

「PR」
『バロン―猫の男爵』

映画同様に、柊あおいさんの世界観は健在で、読み終わった後に優しい気持ちになれる良い本なので、気になったら読まれてみてくださいね。

そして原作と映画どちらも共通する設定としては

『耳をすませば』のヒロイン月島雫が書いた小説の物語が『猫の恩返し』だということです。

このことについて柊あおいさんは次のように答えています。

宮崎さんからお話を頂いた後、考え始めた時に、バロンは「耳をすませば」の世界にしかいない。

だけどその世界で描いちゃうと、雫や聖司が出てくるのかなって観る人が期待しちゃうんじゃないかと思ったんです。

それはちょっと嫌だったので、雫が書いた話にしたんです。

雫は中学生の時にバロンの話を書いたけど力が及ばなかった。

でもその後、勉強して、またきっと書き直すに違いないと思っていましたから。

出典:書籍『ロマンアルバム 猫の恩返し』より一部抜粋

月島雫が書いた本だと思えば、またちょっと見方も変わってきますしファンにとっては嬉しいですよね。

ですがこんな風にスピンオフ的な作品とはいっても、この映画を作ったスタッフは『耳をすませば』の頃とほとんど顔ぶれが変わってるみたいです。

監督だって宮崎駿監督じゃなくて、森田宏幸監督になってますし、製作の鈴木敏夫さんは同じですが他の脚本家や撮影、編集のスタッフはみんな変わってしまってます。

そもそもこの作品の誕生は、某テーマパークから「猫のキャラを使った20分くらいの作品をつくってほしい」とスタジオジブリに依頼があったことに端を発しています。

この依頼を受けた宮崎駿監督が、家族ぐるみの付き合いもある原作者の柊あおいさんに原作を頼んだというのが始まりだったんだとか。

こんな感じで書き上げられた原作が、思いのほかボリュームがあったことから、宮崎駿監督は、テーマパークで使わずに映画化を選びます。

そして、この時にはもう、この映画化を新人に任せようと思っていたんだとか。

それで最終的に『となりの山田くん』で好評だった森田宏幸監督が大抜擢されました。

こんな感じで色んな偶然が重なって完成した作品なんです。

こういった二つの作品の関係について世間ではこんな声が挙がっています。

金曜ロードショーは2週続けてこの二つを放送してほしい。

耳をすませば観たら猫の恩返しも観たくなる!

こういう作品同士のつながりって良いよね。

なんか見たことある猫だと思ってたらそういう関係があったのね。

などなど

他にもネットで調べてみると、みなさんセットで楽しまれているみたいですね。

それと余談ですが

『耳をすませば』と同じジブリ映画の『平成狸合戦ぽんぽこ』は舞台が同じなんですって。

かつて狸たちが守ろうとした山が、その後開発されてしまって『耳をすませば』の多摩ニュータウンになったんだとか。

作品同士で色々と繋がっているのもジブリの魅力の1つですよね。

『耳をすませば』のスピンオフ作品『猫の恩返し』とは

そんな風にして『耳をすませば』のスピンオフ作品の関係にあった『猫の恩返し』ですが、どんな作品なのか簡単にあらすじをご紹介します!

【あらすじ】

高校生の吉岡ハルはどこにでもいる普通の女の子。
ある日、交通事故から猫を救った彼女はお礼として猫の国に招待される。
しかしそこで待っていたのは猫との結婚!
はたしてハルは無事に元の生活に戻れるのか?
爽やかな余韻が心地いい猫好き必見のファンタジー。

そしてなんといっても素晴らしいのがこちらの主題歌。

映画を観てない人もきっと聞き覚えがあると思いますよ。

もし少しでも興味が湧いたら是非ご自身の目で映画をご覧になられてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたのレビューを読者に届けよう!

  1. 匿名 より:

    気になっていたからスッキリした

タイトルとURLをコピーしました